僕は服装でスイッチを入れる派です。
受験生のときは、登校しなくてよくなってからも毎日制服を着て、毎日学校に行ってました。
家を出ない日でも、毎日寝癖を直して着替えています。
音楽の話をしましょう。本番の日は上から下まで、衣装は全て手で持っていきます。家出る時と本番で同じなのは下の下着とベルトくらいでしょうか。
家出る時からスーツを着てると、ずっとスイッチが入っている状態になります。これでは1日持ちません。
アマチュアでは、衣装を家から着て行く派と、手で持って行く派に分かれると思います。 僕は後者ですが、音楽をするにあたって、このような拘りは自分を苦しめるものになり得ます。
例えば、ウォーミングアップ。バイオリン弾きならカイザーの1番やクロイツェルの2番をウォーミングアップでこなす人が多かもしれません。そのほかだとスズキ、小野アンナ、セブシックあたりもメジャーですね。
しかし、毎日こなすメニューをこなせない日もあるでしょう。本番の日に舞台のセッティングに手間取って楽器出てすぐステリハ、みたいな。そんな時、あのメニューやってない…と思うとなかなかリハに集中できなかったりします。
ウォーミングアップの本質は、自分のパフォーマンスを100%に近づけること。決まったメニューでそれをする必要は無いのです。
拘りは大事です。ですが、ルーティーンは自分の首を絞める可能性があります。拘りの本質を見極めないといけないですね。難しいです。
まにゅ